今月は、水族館などで行われているショーの人気者です。 イルカといっても種類がたくさんありますので、今回はマイルカとバンドウイルカを対象とします。
イルカは、マッコウクジラやシャチと同じ仲間です。 正確には、クジラ目ハクジラ亜目というグループに属しています。 ちなみにハクジラ亜目に属するものは、全てのクジラ類のほとんど90%を占めています。
我々人間の庶民の味であるサバやイワシなどの魚を食べています。 また他にはニシン*1やイカも食べます。 水族館などで飼われているイルカは1日に、だいたい20kgぐらいの魚を与えるそうです。
*1 ニシンの卵は言わずとしれたおせち料理の定番数の子ですね。 でも、ニシンを食べたことはあまりないのでは?
イルカは、以前コラムに登場したコウモリ(古いコラム第38号を参照) と同じく超音波を発することが出来ます。 その役割はエサとなる魚の位置を確かめたり、 障害物があるかどうかを見極めて進む方向を変えたりとコウモリとよく似ています。
知能が高く、バンドウイルカは芸を覚えて水族館などでショーをしたりします。 マイルカは、海で船の周りを泳ぐ習性があります。 昔はイルカが現れると航海が安全であるとして船乗りたちに親しまれていたようです。 このようにイルカはとても人なつっこく人との関わりが深い動物であるといえます。
この他にもマイルカは深海からほんの数分で浮上できることから、 海洋調査や実験にも利用されるなどしています。 人だと深海なんて行けないし、行けても浮上するのに何時間も何日もかかってしまいますからね。
本文では触れませんでしたが、イルカは魚類ではなくほ乳類です。 なので、魚のように卵を産んだりしません。他のほ乳類と同じく赤ちゃんを出産してきちんと子育てをします。
今月はちょっと所用で忙しく更新が1日遅れてしまいました。昨日来てくれた方ゴメンナサイです。
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