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第51号:オランウータン

LastUpdate 04.04.24

はじめに

今月は愛らしい姿のオランウータンです。

オランウータン

オランウータンという名前は、マレー語で『森の人』という意味があるそうです。 森の人というだけあって姿は人にどことなく似たところがあります。 その愛らしい姿で動物園などでは人気が高いようです。

生活

主な生活場所は森の中で、木の上に巣を作って生活しています。 ただし、この巣は一度使ってしまうと二度と使うことはありません。 一晩限りの宿といったところでしょうか。 こんな理由によりオランウータンは毎日新しい巣を作って夜をすごします。

また、地上に降りることはあまりしません。他の場所へ行くときは、木から木へとゆっくり移動します。 この時飛び移ったりは絶対にしません。それは、体が大きくて体重が重いので木が折れることがあるからです。

器用な指

オランウータンの手は人によく似ています。親指が他の四本と離れていて、物をつかみやすい構造になっています。 人と少し違うのは、親指が短いところです。 親指が短いのは、木や枝をつかむときに邪魔にならないようにするためです。 この器用な手のおかげで木から木へと自由に移動したりできるのです。 もちろん木の実や大好物のドリアン*1を食べるときにも手でつかむことが出来ます。

*1 果物の王様(女王だったかも)と言われる。 とっても甘く美味いらしいが、 いざ目の前にすると何とも言えない強烈な匂いのせいで食べるのをためらってしまうはず。

絶滅が心配

オランウータンの子供はとても可愛らしくてサーカスなどでも人気者です。 しかし、サーカスなどへ売ることを目的とした密猟者に狙われてしまいます。 子供は母親といつも一緒なので子供を捕ろうとすると母親を殺さねばならず、 たくさんのオランウータンが犠牲となっています。 この他にも森林開発のための伐採などですみかが減り、数が激減してしまい絶滅が心配されています。

あとがき

人間の欲望のために絶滅に追い込まれた動物はたくさんいます。 オランウータンが同じ運命をたどらないよう保護する運動が各地で行われているようです。 こんな事をしなくても人と動物が安心して暮らせるような世界になるといいですね。

先月に続いて、今月も更新が1日遅れてしまいました。 どうも土曜日更新というのをうっかり忘れてしまいがちです。 来月こそは予定通り更新できるよう頑張ります!(^^)!

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