今月のそして2003年最後の動物コラムはカンガルーです。とても有名な動物ですね。
カンガルーはコアラと同じくオーストラリアのみ(タスマニア島に住むものもいる)に生息する動物です。 有袋類というお腹に袋を持つ種類で、コアラやワラビーなどが仲間にあたります。
オーストラリアの広い草原にある森の中で暮らしています。昼間はゆっくり休んでいて、 夜になると主食である草を食べに出かけます。普段は群を作っておとなしくしていますが、 繁殖期になると一頭のメスをめぐってオス同士が激しく戦います。
カンガルーと言って思いつくのはピョンピョンとジャンプする様子ではないでしょうか? しかしジャンプして移動するのは、急ぐときだけで普段はゆっくりと歩いています。 歩くときは、前足・後ろ足・尻尾を使って歩きます。 尻尾を入れてちょうど五足歩行をしていることになりますね。
ジャンプして移動する時は前足を上げて後ろ足で立ち上がり、尻尾で地面を蹴ってジャンプします。 また、全力で疾走するときは尻尾も使わずに後ろ足だけでジャンプすることも出来ます。 全力疾走時には時速45kmを越えます。
カンガルーのお腹のふくろは育児のうと言います。ここには生まれたばかりの子供が入って、 10ヶ月ほど過ごします。それを過ぎると外に出て親と同じように生活するようになります。 袋に入るのは、カンガルーの子供は生育不良の状態で生まれてくることが理由なのです。 生まれた子供は毛も生えておらず、目も見えないのです。 ですから外で生活できるようになるまでふくろ-育児のう-の中に入っているのです。
来年のサイトリニューアル後はこれまでとは少し違った動物コラムをと考えています。
文章だけではなくその動物の体長や体重などのデータも載せようと思っています。
絵のない動物図鑑と言った感じですね。
今年も一年間見ていただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
それでは、よいお年を!
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