今月はスイギュウです。沖縄などで家畜や観光用としてよく見ることが出来ます。
野生のスイギュウは東南アジア、ネパールなどの湖や沼地の水のある草原で暮らしています。 単独ではなく群を作って生活していて、朝早くか夕方頃に食べ物を探しに出かけます。
朝早くと夕方は食べ物を探しにいきます。では日中は何をするのでしょうか。 答えは、草むらで昼寝をしたり牛の仲間独特の行為である反すうをして過ごします。 反すうとは一度食べた物を口に戻してかみ砕くことを言います。 こうすることで消化しにくい草を消化しやすくしたり、栄養分を無駄なくとることが出来るのです。
スイギュウという名前だけあって水が大好きです。 水の中に入ったり、泥の中で転がったりします。泥で転がるのは寄生虫や虫を寄せ付けないようにするのですが、 泥だけでは間に合わないときは水の中に入ります。水の中だと虫は寄ってきませんからね。
スイギュウの天敵はトラですが、スイギュウのオスに限ってはよほどのことがない限り襲ってきません。 というのも、スイギュウは非常に気が荒くて力が強い動物だからです。 ヘタをすると頭に生えている角で殺されてしまうことがあるのです。 だから、トラといえどもうかつに手を出せないのです。
はじめにも書いたとおり飼い馴らされて家畜として暮らすスイギュウもいます。 家畜になっているスイギュウは野生のものよりも一回り小さいそうですよ。
Copyright © 1996-2007 asinus, All rights reserved. |