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第39号:アカギツネ

LastUpdate 03.03.15

はじめに

今月のテーマはアカギツネです。 あまり聞き慣れない名前だと思いますがみなさん良く知っている動物ですよ。

アカギツネ?

「はじめに」でも述べたとおり、アカギツネという名前はあまり聞いたことがないと思います。 しかし、キツネなら知っているでしょう?一般にキツネと言えば、このアカギツネのことを指しているのです。 アカギツネはイヌの仲間で様々な環境に適応する能力を持っています。 ちなみに、同じイヌの仲間のオオカミなどとは別のグループとして扱われます。

体の特徴と毛色

アカギツネの特徴は、長く尖った鼻・大きな耳・毛がたくさん生えて長い尾などです。 知能は高いようで獲物を捕るのに待ち伏せをしたり、相手から見えない木の枝など高所から飛び降りたりします。 また毛色にもある特徴があります。ギンギツネやクロギツネという名前を聞いたことがないでしょうか? これらのキツネは、生活する地域に応じて毛の色が変わったアカギツネのことなのです。 呼び名が変わっただけであって元々はアカギツネです。

アカギツネの暮らし

アカギツネは土に巣を掘って生活します。もちろん自分で掘るのですが時として、 他の動物の巣を広げて使うこともあるようです。夏以降はオスメスの二頭で、 それより前は自分の子供を含む群で暮らします。子供は一度に五頭ほど産みます。 あと、アカギツネは基本的に夜行性です。

知能の高さ

アカギツネの獲物となるものは、主にウサギです。そのウサギを捕まえるのにいろいろ工夫しています。 ウサギを見つけると、そのウサギの気を引くようにわざと体調が悪いように装います。 そうして、ウサギが気を引いている状態で少しずつ近寄っていって捕らえます。これをチャーミングと呼びます。 また、万が一敵に襲われたりしたときは、木登りをします。垂直に立っている木には上手く登れませんが、 傾いていればとても上手に木を登って敵をやり過ごします。避難場所としてだけではなく、 昼寝場所として使うものもいるようです。

あとがき

キツネがイヌの仲間とは意外だったのではないでしょうか?実は私も調べるまでそれを知りませんでしたよ。 コラムで取り上げてほしい動物などありましたら、 掲示板かメール(メールフォーム)にてリクエストをお寄せ下さいね。 出来る限り実行しようと思いますので。

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