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第37号:絶滅動物

LastUpdate 06.11.08

はじめに

今回は、絶滅動物と題して特集を組みます。 人間に便利なように作られた世界では、様々な動物が絶滅という道を歩まざるを得なくなっています。

絶滅の原因

現在世界中にはたくさんの動物がいますが、その多くが絶滅の危機をむかえています。 原因の一つは人間が作り出した文明社会にあります。森林を切り開いて畑を作ったり、 車など乗り物の排気ガスで、大気を汚染したりということがあげられますね。

--06/11/08加筆--
あと絶滅の大きな原因としては、人間の娯楽または営利目的の乱獲という理由もあげられます。 現在でも密猟が行われているようですので、 これからも多くの動物たちがいなくなってしまうかもしれません。 人間の勝手な振る舞いで種が絶滅するのは悲しいことです。

絶滅へのシナリオ

上記のような文明のせいで、 人間にとっては住み良い環境でも動物たちにとっては住み難い環境になってしまったのです。 そして、人間の活動は地球の環境さえも変えてしまい、 その変化に耐えられなかった種は絶滅への道を歩まされることになったのです。

人間が加速させた

動物が絶滅する要因は人間にあると言いますが、何も人間だけが悪いのではありません。 自然界では人間が関与せずとも、ゆっくりと絶滅は日々起こっていました。 ただ人間が登場したことによって、古代は狩りで現代では文明でそのスピードを加速させたのは事実です。

絶滅した動物(1)

ここで今までに絶滅した動物を2つあげておきましょう。 まずは、クアッガという動物です。これはシマウマの仲間になります。 しかし、体全部にシマがあるシマウマと違って、クアッガは体の前半分しかシマがありません。 アフリカの平原などにたくさんいましたが、人間が開拓するのと共に殺されていきました。 アムステルダム動物園で飼われていたそうですが、1883年に最後の1頭が死んでしまい絶滅しました。

絶滅した動物(2)

もう1つはかつて日本にいたニホンオオカミです。本州・四国・九州などに幅広く生息していました。 イノシシなど田畑を荒らす動物をおそったりしていたので、それらを追い払うために大切にされていました。 しかし、やはり人間が森を切り開いてエサとなる動物たちが少なくなってしまいました。 生きるために人間の住む場所に現れて、家畜を襲うようになりました。 そうなると、今まで大切にされてきたのとは正反対の害獣として扱われて駆除されだしたのです。 1905年に見かけたのを最後に絶滅したとされています。

あとがき

こうして、絶滅の経緯を見るとやはり人間の責任であることが非常に多いのです。 最近やっとその深刻さが世間に認められ始めて、絶滅を防ぐ努力がされるようになりました。 それはとても大変なことなのですが、元は人間が犯したこと。 今はその報いを受けているのかもしれませんね。

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