さて、今月は日本でも時々出現して、テレビなどで騒がれるツキノワグマを紹介します。
主にアジアに住む動物で、日本以外には中国やイラン・ヒマラヤなどにいます。 とくに日本にいるものはニホンツキノワグマと呼ぶそうです。 毛は黒で、胸にはトレードマークの三日月型の白い毛が生えています。
冬になると冬ごもりをします。冬眠とは違い眠ってはいません。 岩穴や木の幹にあいた穴などに入ってじっとしているだけです。 さらにこの時メスは子供を産みます。一度に産むのは3頭ぐらいまでです。
大きい体をしていますが、木登りがとても上手です。 木に登るのはエサを取るためや休んだりするのが主な目的ですが、 カなどに刺されるのを防ぐ目的もあるようです。
他の熊のように大きい動物や小動物は食べません。雑食性で木の芽や根・蜂蜜・木の実などを食べます。 樹液もなめます。この時木の皮をはがすので植林などで被害が出ることもあります。
怖そうなイメージのあるツキノワグマですが、人や家畜をおそうことはまずありません。 ただし、山道などで人と急に出くわしたときはびっくりして、けがを負わせることがあります。 脅かしたりしなければ何もしないので、意外とおとなしい(?)と言えるかもしれませんね。
紅葉シーズンで山に行くことも多いと思います。クマもウロウロする時期ですの気をつけてくださいね。 鈴なんかをぶら下げていくとクマよけになりますよ。
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