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第33号:アザラシ

LastUpdate 02.09.21

はじめに

今月は、最近何かと話題のアザラシを紹介します。アザラシにはたくさん種類がありますので、 今回はよく知られているゴマフアザラシをとりあげます。

アザラシとは?

資料によるとアザラシはイタチ科の動物と同じ祖先をもつそうです。 その中で水中生活に適応したものがアザラシの仲間となります。 一般には寒いところで過ごし、春には流氷にのって暖かい地方にやってきて繁殖活動をします。

ゴマフアザラシのくらし

ゴマフアザラシはアザラシの仲間でも小さい種類に入ります。体長は1.5〜6m前後です。 北海道に流氷にのって現れ、氷の上で子供を産み育てます。

潜水上手

海に適応しているだけあって、潜るのは得意です。アザラシの鼻は自由に閉じたり開いたり出来るので、 潜るときは鼻を閉じて海水が入るのをふせぎます。

陸の上では

陸に上がると、ほとんど群れでゆっくりと休んでいる(寝ている)ことが多いようです。 しかし性格が臆病なのでわずかな物音でも目を覚ましてしまいます。また、海に適応したため陸上では歩けません。 移動するときは、後ろ足は使わずに前足だけで地面を這うようにします。まるでイモムシのような動きです。

同じ陸でも、氷の上では移動の仕方が少し違います。氷の上ではお腹をつけて、 スケートをするかのように滑って移動します。

食べ物と前足

食べ物は魚介類中心です。魚やイカなどを食べます。魚を捕まえたら前足を使ってつかむようにして食べます。 前足は食べるときだけでなく、体のかゆいところをかいたりもします。 短い前足ですが、結構器用なんですね。

あとがき

最近関東地域の川に出没しているアザラシ。"気になっている人も多いのでは?"と思って、 今月はアザラシを紹介しました。しかし本来は海にいる動物、 それも北極や南極がほとんどで日本には北海道ぐらいにしか来ないはず。なぜ日本の川に現れたんでしょうね?

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