大きな体の草食動物クロサイの紹介です。
アフリカにだけすみ、クロサイはやぶや林の中で暮らしています。 そして、親子は仲がとても良くいつも子供のそばにいて世話をします。 太陽が出ていて暑い昼間はやぶの中で寝て過ごし、日が暮れると食事をしたり水を飲んだりします。
クロサイはやぶの中で暮らすので木のトゲが刺さらないように、厚くて固い皮膚で覆われています。 また、皮膚には虫が付いたりするので泥浴びがかかせません。 ほとんど毎日泥浴びをして虫が付かないようにします。
クロサイの口は上の唇が突き出ていて、木の葉や皮・枝を食べるのに適しています。 ただし、草は食べません。それとは逆に、 クロサイと同じ所に住むシロサイは口が平らで木の葉などよりも地面に生える草を食べるのに適しています。
耳や鼻はよく発達していて何か聞こえると匂いを嗅いだりするのですが、 目はかなり悪いようでわずか5m先のものに気づかないことがあるそうです。 人間でいえば、かなりの近眼ということになりますね。
クロサイの敵はひとつを除いて全くいません。そのひとつとは我々人間です。 けがをしたり、子供を守ったりするときには頭を下げ突進します。 角で突かれたりしようものなら人間などひとたまりもありません。 そして、その角ですが中には骨がありません。 サイの角は体の毛が固まったようなもので一生伸び続けるそうです。
今回はクロサイを紹介しました。 少しだけ触れましたがクロサイと同じ所に住むシロサイは角を捕るために殺され、 危うく絶滅寸前まで追い込まれたそうです。もうこんなことがないよう大事にしていかなければなりませんね。 人間も動物たちと同じ仲間なのですから。
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