今回の動物コラムは2002年の干支、ウマについてです。
ウマは5000年前ぐらいに人間が荷物を運んだり乗ったりするため家畜として飼い始めました。 今いるウマのほとんどは人間が改良した品種です。もちろん競走馬などもその一つです。
ウマはなわばりを持つ群を作って生活します。寝るときは、立ったままで寝ます。 座ってゆっくりと寝るのは、ほんの数時間ほどです。繁殖期にはオス同士が激しく争ったりもします。
ウマの足はとても速く走ることができるようになっています。 そして、足の先(ひづめといいます)は人間にたとえると中指になります。 ほかの指は退化して無くなっています。つまり中指だけで歩いたり走ったりしているのです。 ちなみに、ウマのひざは人間の手首・足の付け根はひじとなります。
ウマは草食動物なので、主食は草です。そのほかにニンジンなどの野菜も食べます。 家畜化されているものは栄養を考えて、穀物を与えることもあります。 またウマは立ったままで草などを食べます。
他の肉食動物などにおそわれると走って逃げますが、相手が小さいときや弱いときは後ろ足でけ飛ばします。 ウマは非常に後ろ足が強く、こういったことができるのです。 なので、ウマの後ろには近づかない方が賢明です。
今年(2001年)最後の動物コラムでした。ウマの仲間には、ラバやポニー・以前紹介したロバなどがいます。 今年も一年間読んでいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします。では、よいお年を。
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