お久しぶりです。8月はお盆やら何やらあって結局更新できませんでした…。 さて、気を取り直して今回からは「シリーズ哺乳類」と題してお送りしていきます。 これは全6回に分けた連続コラムです。哺乳類全般について詳しくお送りします。 「シリーズ哺乳類」第1回目のテーマは「哺乳類の基礎」です。
動物には様々な種類がいます。大きく分けて哺乳類は「脊椎(せきつい)動物」という種類にあります。 これとは逆に「無脊椎動物」という種類もあります。これはクラゲやタコやカニなどの動物をいいます。 つまり背骨があるか無いかの違いです。 さらに体温を常に一定に保ち気温が下がっても活動できる動物を「恒温(こうおん)動物」といい、 人間を含む哺乳類と鳥類があてはまります。
現在の哺乳類の特徴は「皮膚に毛が生えていてさらに子供を乳で育てる」ということがいえます。 また、歯にも門歯・犬歯・臼歯に分かれていることやあごの骨が一つでできていることに加えて、 内耳に三つの中耳小骨というものがあることも大きな特徴といえます。
哺乳類の住む場所には次の五つがあります。「樹上」「地上」「地下」「海」「空」です。 まず「樹上」は、オランウータンなどのサル類が代表です。樹上生活をするものは、一般的に尾が長く、 眼がよく見え枝を握れるような手を持っています。ナマケモノもこの類です。 次に「地上」には、多くの哺乳類がいます。また、草原に住むものは大型のものが多いです。 ゾウが典型的でしょう。早く走れるものも多くウマ類やライオンなどがそうです。
「地下」は、天敵がおらず温度や湿度が一定で住みやすい場所です。 ただ、トンネルを掘らなければいけないので最高とはいえませんね。 モグラやプレーリードッグなどがこの類です。「海」は、温度の変化が少ない世界です。 また大きな水圧などもあります。保温のために脂肪層が発達しています。 アザラシやクジラなどがこの類です。クジラ類海牛類は最も進化しており1時間以上潜るものもいます。
「空」は、空中を生活の場としている動物で翼または飛膜というものを持った動物たちがいます。 一生空中で過ごすものはいません。鳥類と違い羽ばたいて飛行するものはいません(コウモリ類は除く)。 哺乳類ではムササビやモモンガなどがこの類で木から木へとエサ場の移動を行います。 これは飛行ではなくグライダーのように滑空します。
第1回目は、哺乳類の基礎ということでお送りした、 動物コラム初の試み「シリーズ哺乳類」お楽しみいただけましたか? 次回は「哺乳類の進化」についてお送りします。それでは次回をお楽しみに!
P.S:「シリーズ哺乳類」を作成するにあたって、 株式会社学習研究社発行の学研マルチメディア図鑑 動物を参考にさせていただきました。
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